職員を知る
山崎 莉歩|杜の家やしお ケアサービスワーカー 兼 食事サービス課/管理栄養士・介護職員初任者研修修了/2000年東京都生まれ/応用生物科学部卒業
生活を整え、“くらし”を良くするには、その人を知ることから始まります。私は、“食”がそのきっかけの一つだと考えています。ある利用者さんが、「私の家は、『料理が美味しい』って、たくさんの人が集まる家だったのよ。知り合いのお葬式の時は、天ぷらを100人分作ったりもしたわ」と嬉しそうに話されました。この会話から人となりを少し知ることができます。“食”をきっかけに、入居者さんの過去や今の心情を知ることができるのです。言葉に出さなくても、表情や食べる速度で「これは好きなのかな」と気づくこともあります。それをチームで共有し、その人を知っていくことがまた良いケアにつながっていると感じています。
食事のときのみなさんの笑顔が、日々のやる気につながっている
“食”といっても、食べる以外にもさまざまな動作が含まれます。日々の生活で、玉ねぎの皮むきやお皿洗いなどを利用者さんに手伝ってもらいます。ある入居者さんに「ジュースを2つ目の目盛りまで入れてもらえますか?」とお願いしたら手伝ってくれました。この動作からも、その人の認知能力や上肢の自由などの“ 持てる力”を知ることができます。
包丁の使い方など、家事は私たちが勉強になることもたくさん
私は食べることも料理をすることも好きです。大学では栄養について学んだので、せっかくなら”食”からも入居者さんの生活をより良いものになるようにしたいと思い、管理栄養士も兼務させてもらうことになりました。私自身「まだまだやれることがある」と感じています。もっと入居者さんを知り、楽しみながら日々のケアに励んでいきたいです。
職種を兼務することで新たな気づきもあり、ケアの視点が広がる
山崎 莉歩[24]やまざき・りほ
福島で生まれ、3歳から東京で育ちました。今は埼玉で一人暮らしをしています。和食が好きで、施設のご飯の“赤魚の煮付け” が特に好きです。その日の仕事はとても頑張れます(笑)
肌の色が「健康的だね」とよく言われます!
ラクロスというスポーツを大学1年生からやっていて、2024年から社会人チームに所属しています。仕事後などにプロジェクターで映画を観てゆっくりすることが最高に好きな時間です。