職員を知る
上原 遥|地域ケアそうか 訪問介護ステーション ケアサービスワーカー/介護福祉士・社会福祉士/1995年千葉県生まれ/保健医療福祉学部卒業
「地域ケアそうか」は、2022年に埼玉県草加市の「重層的支援体制整備事業」(重層)の一部を受託して開設した拠点です。重層は孤立しがちな人に社会とのつながりをつくったり、相談者にあわせた場づくりなどを行います。私は相談員としてここの立ち上げにかかわりました。はじめは重層自体の認知度が低いので、その説明に奔走する日が続きました。重層のようなソーシャルワークは自分がやりたいことだったけど、動きかたに悩む時期もあって。でもそのうち、ひきこもりの子がいる家庭のケースや、母親が施設に入り一人暮らしになった障害の疑いのある高齢男性のケースなど、少しずつ支援が必要な人の情報が集まるようになってきました。
地域の人たちがふらっと立ち寄れる場所を目指している
「おせんべ」は世代や属性を問わずに、だれでも無料で食事ができる地域食堂です。毎週水曜日に子どもからお年寄りまで約60人がごはんを食べにきます。家庭に居場所がない重層の相談者さんを運営ボランティアに誘ったところ、参加し続けることで自信がつき、家庭の外に居場所ができるなど、自立の一助になったケースもあります。
食堂のボランティア体験で、煮込みハンバーグをつくる子どもたち
働きはじめて1 年がたったころ、産休に入りました。子どもの話がきっかけで関係ができた人たちもいたので、複雑な心境でした。子育ては毎日が必死でとにかく大変。でもやっぱり子どもの成長は嬉しいし、疲れが吹き飛びますね。子育ても重層の支援も、“ 正解がない”という点では一緒だなと思いました。今は時短で、仕事と育児を両立しています!
育休から明けて、職員も利用者さんも温かく迎えてくれて安心しました
上原 遥[29]うえはら・はるか
埼玉県育ち。大学で社会福祉を学び、「人と人」や「人と制度」をつなぐ仕事をしたいと思うようになりました。モットーは「できない理由を考えるのではなくできる方法を考える」
特にウイスキーの「知多」が大好きです!
好きなことは温泉やサウナに入ってぼーっとしたり音楽を聴くこと。ハイボールが好きで、いろんなウイスキーを自分の好きな濃さに炭酸水で割って飲むことにハマってます。