仕事を知る
生活の視点で利用者をみつめ、介護福祉士や他の職種と連携してケアを展開します。
F・ナイチンゲールにさかのぼると、「看護(Nursing)」は、生活の視点で利用者をみつめ、生活の処方箋を描く専門家です。ケアの実践場面では、看護師も介護福祉士も「生活を整える」という共通の目的に向かって協働します。健康の知識に基づきながら、他の職種と連携してケアを展開していきます。
ケアカンファレンスは月1回開催し、ひとりにつき1時間に及ぶことも
福祉楽団では介護職、看護職、リハビリ職、管理栄養士など、さまざまなプロフェッショナルがはたらいています。各専門職が持つ視点や知識が異なるため、「暮らし」の現場で必要なケアとは何かをそれぞれの視点で日々検討しています。食事の場面では、どうしても安全に提供することが重視されがちですが、生活の視点では、美味しいことや楽しいことも大切だなと気付かされます。いろんな価値観がある暮らしの場は、安全と楽しさのバランスを考えないといけません。実際に100歳を超える方でも、創意工夫を重ねることで、好きな芋を最期まで食形態を変えずに提供できました。なかなか正解のないことだらけですが、職種の垣根を超えて意見交換ができることは福祉楽団の強みだと思います。