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職員を知る

農林業と福祉で
地域を支える

石倉 卓也|栗源事業部 農林事業課/介護職員初任者研修修了・さつまいもアンバサダー・土づくりアドバイザー/1989年東京都生まれ/農学部卒業

農業と林業で、人も地域もケアする

大学で農学部だった私は“農業”や“地域”の視点で就職先を探していて、「日本の農業を良くするには、地域を住みよい場所にしていくことが大切だ」と考えるようになりました。そんななか、人だけでなく地域へのケアも大切にする福祉楽団の考え方に共感し、入職しました。はじめは地域の人たちに教わりながら、サツマイモ栽培や森林整備をしました。少しずつ、香取市栗源地区の若手農家として馴染めてきたような気がします。今では空き農地の相談が来るようになったり、伐木を頼まれるようになりました。地元の人たちからすればまだまだ新参者ですが、これからも栗源のサツマイモの美味しさや、森の楽しさを広めていきながら、30年後の地域をつくっていきたいと思っています。

「栗源第一薪炭供給所」では「農林業×福祉」で地域づくりをしている

地域資源を活用して、
土づくりにこだわっています

「恋する豚研究所」の堆肥や地元の米ぬか、マヨネーズ工場の卵の殻などの地域資源を活用して、土にこだわり、サツマイモを栽培しています。毎年土壌を分析し、必要な資材を適切に投入することで、化学肥料の使用を大幅に抑えています。現在では、ほとんどの畑で化学肥料を使わずに地元の有機資源のみで栽培しています。

障害のある人たちと一緒に「ポテカルゴ」に乗ってサツマイモを収穫する

「農業×デイサービス」で三方良し

介護が必要でも軽い農作業ができる人の力を発揮する場として、農業生産を行う「高齢者デイサービス」を運営しています。介護されるだけでなく、人のために何かを生産することで利用者さんのやりがいにつながると考えています。私は農業の専門職として、介護職員と利用者さんと共に小規模無農薬栽培を始めています。

農業をされていた利用者さんに作業の手順を教えてもらうこともある

 


石倉 卓也[35]いしくら・たくや
食べることが好きで、日本の食文化を豊かにしたいと思い農学部を卒業しました。「飯が良ければ全て良し」をモットーに、日常の食生活が楽しくなるような支援を目指しています。

MY FAVORITE

冬至に利用者さんと柚子シロップづくりをしました
美味しいものを求めるだけでなく、食べ物の裏側にある文化を感じたり、ちょっとした調理の工夫で食卓を彩ったりすることが好き。そういう“遊び”で人生は豊かになると思います。

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